楽器ガイド

アコーディオン

アコーディオンは、蛇腹で送った空気によって金属のリードを鳴らす楽器です。旋律側にはピアノ鍵盤またはボタンがあり、反対側では低音や和音を弾く型が一般的です。ここでは一つの型を全体の標準とせず、実在する3機種の配列図で方式の違いを見ます。

アコーディオンはどうやって音を出す?

鍵盤やボタンを押すと空気の通り道が開き、蛇腹から流れる空気でリードが振動します。蛇腹の動かし方は音量やフレーズに、鍵盤の選び方は音高に関わります。音の出る基本原理は共通でも、鍵盤やボタンの並び方は方式によって異なります。

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ピアノ式・クロマチックボタン式・ダイアトニック式

まず旋律側の形を見ると違いが分かります。以下は出典を明記した機種の配列図です。鍵盤数・音域・ボタン位置は別の機種では異なる場合があります。

ピアノアコーディオン

HOHNER Bravo II 48の図では、旋律側にピアノ鍵盤26鍵、左側に低音ボタン48個があります。同じ旋律鍵は蛇腹を押しても引いても同じ高さの音を出します。

配列図の出典: HOHNER Bravo II 48

クロマチック・ボタンアコーディオン

HOHNER Nova II 60Aの図はC方式の旋律ボタン配列です。ピアノ式と同じく、各ボタンの音高は押し引きで変わりません。ピアノ鍵盤とは指の並び方が異なります。

配列図の出典: HOHNER Nova II 60A

ダイアトニック・ボタンアコーディオン

HOHNER Erica G/Cの図は旋律側が2列21ボタンです。多くのボタンで蛇腹を押すときと引くときの音が異なり、蛇腹の方向も音選びの一部になります。

配列図の出典: HOHNER Erica G/C

蛇腹を押すときと引くときで音は変わる?

方式によって異なります。上のピアノ式とクロマチックボタン式は、同じ鍵・ボタンなら押し引きで同じ音です。Erica G/Cでは多くの旋律ボタンが押し引きで別の音を出します。別のダイアトニック式も一律に考えず、各機種の配列図を確認してください。

左手では何を弾く?

標準ベースの左手には、単音の低音ボタンと定型和音のボタンがあります。フリーベースは左手の各ボタンで個別の音を弾く方式で、両方を切り替えられるコンバーター式もあります。左手ガイドでは低音と和音のボタンの関係を図で説明しています。

左手ベースのガイドを見る →

コンサーティーナやバンドネオンとの違いは?

どちらも蛇腹と自由簧を使いますが、両端にボタンを配置します。タンゴで使われる代表的なバンドネオンは左手も単音ボタンで、標準ベース式アコーディオンの定型和音ボタンとは異なります。楽器ガイドでは3つの系統を配列図で比べられます。

3つの楽器を比較する →